2017/09/06
こんにちは。院長の内海です。
9月になり、朝晩冷えることも多くなりましたね。みなさま、風邪などひかれていませんか?
先日、熊本で歯科医師会の野球大会があり、私も大分県歯科医師会の一員として参加してきました。そこそこ活躍できたのでよかったのですが、情けないことに、4回転倒し、3回足をつってしまいました、、。
昨年まで時間を見つけて10kmのジョギングもしていたので、そこそこ運動には自信があったのですが、開業準備などで忙しくなってから、鍛錬を怠っていたつけが来たようです。世のお忙しくされている中年の方々、ぜひお気を付けください(笑)。
さて、当院の特色の一つとして治療期間が通常よりも短いことが挙げられ、実際多くの方が早期の治療をご希望され、来院されています。
矯正相談時によくお話しするのが、当院で使用しているブラケット(歯につける装置)についてです。当院では、治療期間短縮のため、使用装置を科学的根拠に基づいて選定することを心掛けています。
例えば、メタルブラケットでは『シングルタイプ』と呼ばれるブラケットを採用しています。
現在、矯正治療で使用されるブラケットは『ツインタイプ』と呼ばれる正方形の形をしたものが多く、この装置の場合、ブラケットとワイヤーをしっかり結びつけやすいことがメリットである反面、装置が大きくなるがゆえ、歯と歯の間のワイヤー距離が短くなってしまいます。
歯の移動は『弱い』力を『長い時間』歯にかけることで効率よく行われます。ワイヤーの距離が短い場合、ワイヤーが弱い力でうまく『しなる』ことができません。数学的な話になりますが、ワイヤーの距離が半分になると、ワイヤーのしなりは1/8になってしまいます。
そのため、歯の移動がスムーズに行われなかったり、過度に強い力が歯にかかってしまい、強い痛みを生じることになるため、ワイヤーの距離を保つことが矯正治療においては最重要であると当院では考えています。当院で採用しているシングルタイプのブラケットでは、装置を付けても歯と歯の間のワイヤー距離が長く保てるので、痛みを少なくして、歯の移動をスムーズに行うことができます。
他にもさまざまな理論により治療期間の短縮や矯正治療の品質の向上を図っています。歯ならびでお困りの際はぜひ一度ご相談ください。お待ちしております。