2017/07/10
院長の内海です。
先日から大分では大雨が降り、家屋、線路が流されたり、高速上に土砂が堆積して通行止めになったり、大変な状況となってしまいました。
まだ時折雨が降り続き予断を許さない状況が続きますが、被災された皆様が一日でも早く平穏な日常を取り戻せるよう、心より願っています。
話は変わりますが、矯正治療をご希望の方で費用がネックとなり治療を断念される方は多いと思います。
当院では多くのお悩みの方に矯正治療に関する専門的なアドバイスができればと考え、初回矯正相談を無料で行っていますが、相談を受ける中で、費用面などから「保険診療で矯正治療はできませんか?」とご質問を頂くことがあります。
一般的に「矯正治療=保険が効かない」というイメージがありますが、実は、矯正治療の中には保険治療が適用されるものもあります!
http://www.jos.gr.jp/facility/(日本矯正歯科学会HP)
上下のあごの骨のずれ、ゆがみが著しく、外科的な手術が必要な場合や、国が定める先天疾患が原因となるかみ合わせの不正には保険治療が適用されます。
これらの治療は、口腔外科、形成外科をはじめとした他分野の先生方とチーム医療で取り組むことが多く、私も大学病院勤務時代、多くの患者さんの治療に携わってきました。
色々な分野の知恵を出し合って治療することで、専門知識の大切さを認識し、矯正歯科を極めるスペシャリストを志すきっかけとなったことを思い出します。
当院は7月1日付で指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)の認可を受けました。
これは矯正治療を保険診療で行う際に必要な認可で、この指定を受けた後、厚生局に届出をすることで、翌月から保険適用の矯正治療を行うことができます。
順調に手続きが進めば、当院でも8月から保険適用の矯正治療ができることになりますので、これまで以上に多岐にわたる矯正治療のご提案ができることになります。
保険適用されるかどうかは専門的な判断が必要となりますので、まずは一度お気軽にご相談ください。