2020/04/18
新型コロナウィルス感染症（COVID-19）の国内感染者の増加に際し、4月16日夜より緊急事態宣言の対象区域が全国に拡大し、当院のある大分県も対象区域内となりました。
今回の対象区域拡大の目的として「大型連休前後の他県との人の往来を減少させることで感染の拡大を防ぐ」ことが挙げられており、4/18現在では県内において爆発的な感染拡大は認められていません。また、大分県からは他県との不要不急の往来自粛、感染リスクの高い場所への外出を控える等の指示が出されており、学校の休校措置が取られていますが、企業に対しての休業要請等は出されておりません。
これらを勘案し、当院における診療体制について協議を行った結果、臨時休診は行わず、緊急性の低い診療等を除き、規模を縮小して診療を継続することといたしました。
【診療の延期をお願いする方】
・初診矯正相談の方
・精密検査の方
・すでに矯正治療を終えられており、保定装置等のチェックを含めた経過観察の方
・現在、矯正治療中であるが、感染リスクを考え、来院の延期をご希望される方
2月下旬からの1か月間、ウィルスの感染経路確認や感染対策構築のため来院を控えていただいた方もいらっしゃると思います。皆様には度々大変なご迷惑をおかけして、恐れ入っている次第です。心よりお詫び申し上げます。
以前からご報告申し上げていることではありますが、当院においては可能な限りの院内感染対策を現在講じております。
しかし、残念ながら、クラスター感染における感染経路の報告や、それに基づいて考えられる防御策については、消毒薬等の医療資源不足、無症状感染者の入室を防ぐことが現時点で不可能等の理由もあり、矯正歯科医院で完璧に感染を防ぐことは難しいと考えます。そのため、『感染者が入室した時点で、絶対的に感染を防ぐことは不可能』と率直に考えております。
つきましては、県外に行かれた方、ご家族も含め体調の変化を自覚されるなど、感染の可能性が少しでも考えられる方は、十二分な観察期間を設けた上でのご予約・ご来院をお願いいたします。
今回の感染症については、まだあらゆる事項が科学的根拠が十分と言えない状況となっており、感染状況も日々変化しております。状況の悪化等が発生した場合には、当院においても診療体制を変更する可能性がありますことをご了承いただきたく存じます。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご理解ご協力のほど重ねてお願い申し上げます。
2020年4月18日 大分矯正歯科 院長 内海 大